コウコク批評?
 2001年正月の出版社新聞広告を見る  

タマガワヒロ
(2001.1)
 
 このコーナー?では、広告について、私の思うところを書いてみたいと思います。サイトのトップのコピーを「Allround Cultural criticism」としたことだし、アニメゲーム、ライトノベル以外で身近であまり扱われそうにないモノということで広告を扱ってみたいと…。広告といっても、新聞、雑誌、TVといろいろな媒体で展開されていますが、まぁ、別に専門的な批評ではないですから、私が気がついた作品を取り上げたいと思います。今、私が考えているところでは、最近はコピー中心の広告が増えてきたので、言葉(コピー)の力について考えられたらなーとは思っていますが、果たしてどうなることやら…
 で、一回目は、ちょうどお正月ということで、年始のおきまりの広告といえば、元旦の新聞広告。毎年各企業が企業広告を出していますが、その中で出版社を中心に見てみましょう。まずは、広告に詳しい人なら気になる有名どころから、宝島の広告を。年始の挨拶ということで一面(業界用語で言うところの十五段)つかって、話題となる広告を出してます。過去には、「おじいちゃんにも、セックスを。」などで、話題になったりしました。宝島らしく、ユーモアにあふれ、いや、時にはかなりブラックな広告です。ここ数年は、コピーや写真を使っていかに面白いものを作るかという感じで作られてきました。んで、今年はというと、写真やイラストさえ使わないコピーのみのシンプルなモノ、そのコピーはというと「21世紀最初の、今年の夏は、/ハワイに行くより、/グァムに行くより、/沖縄に行くより、/西海岸に行くより、/軽井沢に行くより、/パリに行くより、/香港に行くより、/イタリアに行くより、/みんなで参議院選挙に行こう。」このキャッチコピーのしたに小さいポイント数の字で「この国には、まだ掃除しきれていない20世紀が、いっぱいあると思う。」と続きます。毎年、変わったコンセプトで来ている宝島ですが、今年はコピーのみで、それも参院選を取り上げるとは、さすがというか、やっぱり目の付け所が違うというか・・・。
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