コウコク批評?
 正月の出版社新聞広告を見る  

タマガワヒロ
(2001.1)
 
去年の自民党での加藤さんの件で久々に日本の政治が面白く感じられたりしたものの、やっぱり変わらずじまいの政界。旅行に行くより、選挙の方が面白いと感じられるようになればいいのでしょうが・・・。それも、衆院にくらべ無用論まで出て盛り上がらない参院選ですからね〜。まったく、投票率の最低記録を更新しないことを願いたいです。ちなみにこの宝島の広告は三日の朝刊に掲載されました。この後扱うのは、全て元旦の朝刊掲載のものです。
 そして、他の出版社を見てみると、まず目立つのは集英社。本棚に無造作に積まれている週刊ジャンプの写真をベースに「その、オモシロイほうが集英社です。」というキャッチコピーと主力雑誌の紹介コピーなどが入った一面広告。コピーは、いまいちといった感じですが、ジャンプの背表紙の写真は、それなりのインパクトあるのでは?ただし、最盛期と比べると元気のない週刊ジャンプ。集英社はそれでも、ジャンプにおんぶにだっこなのでしょうか?
 対する?講談社は、こちらもマンガが題材。手塚治虫のアトムからああ!女神様のベルダンディ、一歩などの昔から現在までの講談社のマンガキャラクターが勢揃い。ちなみに、一番手前に来ているのは、CLAMPのCCさくらだったりします(笑)。連載は終わったけど、さくらが最先端なのでしょうか?キャッチコピーは「21世紀、マンガの元気は止まらない。」。ボディコピーの方にも、「MANGA IS GENKI!」とあり、少年マガジンを擁する講談社は、やっぱり元気なのでしょう。
 小学館は、マンガではなく、児童向け雑誌で勝負。小学一年生とかですね。小学館の勉強マークがビジュアルの中心。コピーは、「この世でいちばん楽しいあそびは、べんきょうだ。」です。ちなみに小学館は、別に小学館プロダクションと合同でも、広告出しています。そっちは、どらえもんを使ってのHOME PALなどの学習システム、教材の広告です。こっちにも、小学館の各児童雑誌の名前が入っていたりして、小学館のメインターゲットは小学生なのでしょう。しかし、現在小学生に絶対的な影響力を持つコロコロはまったく出てきません。もはや名前を出す必要もないのか?
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